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アルセーヌとホームズ

2012.03.17 Sat
6月6日は、兵役の終わる日である。

 いまは今月二回目の休暇で家にいるわけですが、ほとんどの時間を読書についやしておりました。


 去年の8月に正式に配属単位されて以来、中国語入力で大量の文書を制作することが日課になったわけです。

 動詞と名詞の配置が逆であることは中国語と日本語の文法上もっとも大きな違いです。

 例えば「やきめしをムシャムシャ喰らう」「喰う、ムシャムシャで、やきめしを」になるわけです。なにもやきめしをムシャムシャ喰わなくでも良いのですが、それを語る場合手順が異なるのである。

 ともあれ毎日文書の作成に悪戦苦闘であります、それでもそれを改善するためにに中国語を読もうと思ったのは文書作りに励み始めてからやく七か月後の今月はなのであります。

 それでも今風の小説あるいはエッセイがイヤで、父の本棚にある辞書並み厚い旧い小説を読み出したのであります――パイプスモーキングと読書はベストコンビなので、パイプを吸う自分にとって分厚い本の存在は時々喜ばしいことです。


 さてまず手を出したのは『アルセーヌ・ルパン全集』である。

 「アルセーヌ・ルパン」の中国語訳は「亜森羅蘋」である。

 同じく読みで漢字を当てはまる訳ではあるが、「亜森羅蘋」は「アサン・ロピン」と読むのであり、面白いことに表紙は『亜森羅蘋全集』と書いてあるのに、中身は「羅賓(ロビン)」と訳されています。

 それはともかく、ここで告白しなくではならないのは、この本を「再び」読むまでに、日本で言う怪盗「アルセーヌ・ルパン」は台湾で認識されている劇盗「亜森羅蘋」とは同一人物であることを知らなんだ。


 「ただ不勉強だから知らなかったじゃあるまいか?」という指摘を反論するために「訳の仕方の違い」とイイワケを言うのではにゃい。そのため私が「再び読む」と書いたことに注目してほしい、今回読んでいるうちに、微かな記憶が我が遠い幼い頃の思い出から浮かび上がってきたのであります。

 つまり前一度この分厚い辞書のような小説をおそらく小学生頃に、父の本棚から取り出して、読んだのである。

 それはともかく、アルセーヌは紳士であり、特に女性に優しく、一人の女性に惚れるとそのために知恵を絞ってどんな無理難題あるいは事故事件の真相をも解決してしまう、とゆうのはそれを「再び」読んだ私の印象である。


 そしてなんとファンタステック――決して非現実的な意味ではなく――な小説作品で、読み終わった後の爽快感は炎天下の生ビールそのものだと感じます。

 3月あたま頃にあった四日間の休暇はルパン三昧で終わったのである。


 そして3月中旬のこの四日間の休暇は、『亜森羅蘋全集』と隣にある、同じく物理的な重さに相当殺傷力のありそうな分厚い本『福爾摩斯全集』を取り出した。

 この「福爾摩斯」は、あの「ホームズ」のことであり、「フルモス(!?)」と読むべきか。

 アルセーヌと逆に日本語訳のほうか簡略化されている、しかし「Holmes」を「フルモス」と読むのはなんとも筋の通らない話だと、台湾人の私も思う、が、しかし、「福爾摩斯」と言う名前、やったら複雑な漢字で組み立てられていて、なんとも頭良さそうな名前ではなかろうか?

 それにアンティーク調である、日本老舗のパイプメーカー「ローランド」が創刊した情報誌『楼蘭土(ろうらんど)』を思い出すのである。


 そして三日間費して、いよいよ昨日の夜、この『福爾摩斯全集』を一通り読み終わったのである。


 感想としては「福爾摩斯」さん偏屈な人である。困難が好きで安楽を嫌う、覚せい剤とタバコの愛用者、女性嫌いで個人主義、感情的ではあるものの、それは表に現さずに…私がある機会でマンガ作品『ヒストリエ』の1500字前後のレビューを書かせて頂いたことがあるのだが、そのなかで「ヒーローの条件は感情の欠落」と書きました。

 それと近い意味で、「福爾摩斯」もまた人格の欠落者なのではないかと思ってしまう。


 要するに変人である。


 そこは、ある種憧れのようなもので、、なんとも興味深い。


 …この数日間、本読んでばかりではない。

 一昨日、高雄市内で見付けたパイプタバコの店を訪れた。

 主にお酒を売っている店ですが、パイプタバコの品揃えも良い。


 私は着香系のものも、非着香のものも好きですが、両方ストックあって、非着香のものがなくなりそうであります。

 兎に角「非着香のものなにかないか」と店主に聞いたところ、デンマークのLarsen社の「ブラック・ダイヤモンド」が良いですよと、勧められたわけです。

 この「ブラック・ダイヤモンド」は日本では輸入されていないらしく、吸ったことがないが、とりあえず他の客の評判が良いので購入したのである。

 家でまずドライヤーで金属箱を温めて表面のエゲツナイ警告シールを剥がして中身のタバコを開封したら、甘いアロマがフワ~と漂ってきた。


 Larsen社得意の着香であります。

 が~~~~~~ん

 店主はおそらく、パイプを吸っていないのでは、ないだろうか。

 そこは人格の欠落者に成りきって、聊かなげんなりを捨てて、吸うことにしよう。

 そして今日の夕方、また軍に戻ります。


 今度の休暇は3月末である。



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お疲れ様です!

中国語もやはり英語と同じで動詞→目的名詞なのですね。
日本語は世界の言語の中でも特殊体系(確か同じ体系に類する言語は後1つだけだったと思います)なので…しかもまだルーツすら分かっていないんですよね。。
個人的には、そのややこしい日本語を流暢に操る先輩が凄いと思いますよ。。
しかし、マ○ト先生も仰っていましたが、長く日本にいると母国語が怪しくなってしまうものなのですか??

そう言えば、中国語と一口に言っても色々ありますが、台湾ではどの地方の中国語なのでしょうか?
それとも、台湾は台湾でまた違うのでしょうか??

しかし、中国語の当て字は面白いですよね。。
ロビン…ロビンって誰ですか(笑)

物語の主人公はキャラ付けもあるので、大抵どこか変人的側面がありますよね。
まぁ、私はそんな事はとても言えないリアル変人ですけれども(笑)

最近、先輩に頂いたパイプの葉が切れてしまってから久しく吸っていなかったのですが、先日「キャプテンブラック・ゴールド」を買ってまた吸っています。
甘めのチョコ&ブランデーのフレーバーが癒されます。
- | 鷹澤 浩次 | URL | 2012.03.18(Sun) 09:21:45 | [EDIT] | top↑ |

Re: お疲れ様です!

いやいや自分は結局中国語も日本語も、いい加減なものなんですよ^^;

日本語はもちろん、軍の文書作りでも時々変な誤字して長官に「おいおい」と言わせたものです><


> しかし、マ○ト先生も仰っていましたが、長く日本にいると母国語が怪しくなってしまうものなのですか??

文法が違うし漢字が同じでも言葉の意味も違う場合があるので、なにかを形容する際適した言葉を見つからない時は多々あります(滝汗)


> そう言えば、中国語と一口に言っても色々ありますが、台湾ではどの地方の中国語なのでしょうか?
> それとも、台湾は台湾でまた違うのでしょうか??

台湾は基本北京語ですが、もちろん方言もあります、日本の大阪弁みたいな☆


しかし、パイプタバコはタバコの味以外に、フレーバーを楽しむのもだいご味でござりますね!

7月以降皆さんと再会できることが楽しみです!!
- | くれたかし(管理人) | URL | 2012.03.27(Tue) 02:57:41 | [EDIT] | top↑ |

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