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マンガとスポンサーとパチンコと

2010.05.17 Mon
 私の友人でもある、漫画家の阿部洋一さんがデビューした「月刊少年ファング」というマンガ雑誌があった。スポンサーについて、目にした人ならお分かりであろう、パチンコ会社なのでありました。

 今やキャラクターアレンジが目立つようになっている、パチンコですが、ウルトラセブンがパチンコデビューした時、大ファンのワタシが手出ししそうになったのはいいとして…パチンコは儲かっていると聞くのは、少し前までの話だった。

 「ファング」創刊当初、予定としては二年間刊行できる予算は確保しされているのではないか、との情報が小耳にはさんだものの、同誌はちょうど一年で廃刊の運命に辿るのであった。また、吉本興業がマンガ雑誌出版を試みたことを振り返ってみれば、ワタシが一度読もうと――モタモタしている自分が悪いが――本屋で探そうとした時点で、ぬわんともう既に廃刊になっていたことに驚いてしまったものだ。

 非出版産業が出版に参入した場合、ペイできないと判断する時点で身を引くのは、その企業がちゃんと「企業として機能している」証明だと考えています。がしかし、出版というのは、特に不況な今では、コスト回収できるのにそれなりの時間が必要であると言われる。その「それなり」の基準は曖昧なものと言えばそうだが、長い目で見て5~10年はかかろうと私は認識しています。

 それにしても、「ファング」に吉本興業、マンガ雑誌が廃刊するその原因(結果論に過ぎないが)を雑誌の内容から論点が展開されることが多い。それに異論を唱えるつもりはないが、もう一つ注目すべきポイントはその産業モデルだと考えています。

 従来の紙媒体による出版モデルでは、コストを回収できなくなってきていることについて、ご存知「たけくまメモ」では既に議論がな大いにされているので、あえてここで論ずることはないと思う。ただし、世界から見ても異例な大型産業モデルに成長してしまった日本のマンガが、同じ規模で存続するためには、再び巨大な利益をもたらすこれまでにない新たなシステムを組み立てることはもはや必要不可欠であろう。

 ちなみに断っておきますが、ワタシは小学館や講談社の社員ではないので、彼らが存続するために苦心するつもりはない。ここで一つの仮説を立てたまでです。ともあれ、一つの形として、マンガにもしやアートのように、スポンサーの出資によって支えられるケースが現れるのではないかと思ったら、この間前スピリッツ編集長武藤伸之氏が、小学館をおやめになって、他社で編集長として就任する予定の新雑誌の話を伺う機会があったが、それはまさにこれまでにないスポンサーシステムというのであります。
 
 さて、「ファング」でも高い人気を誇っていた阿部洋一さんのデビュー作『少女奇談まこら』が、「ファング」廃刊後にそれを加筆修正した『まこら~ひひひ怪々伝』が講談社でネット連載された。と同時に、その続きは描き貯められていた、が、しかし、皮肉にもちょうど「ファング」一年間連載した分が講談社で掲載した時点で、連載企画そのものが中止され、描き貯めた原稿は今のところ発表される目途が立っていない。

 そんな阿部さんが現在「別冊少年マガジン」で『バニラスパイダー』を連載中ですが、爆発的な異色ぶりは相変わらずにパワーフルーだ。その単行本の第一巻の最後にある作画スタッフに、恥ずかしながらワタシの名前が載せてあります。

 それはさておき、実はいま編集制作中の「キッチュ」第二号に、阿部さんの作家インタビューを載せることになりました。また本文に「別冊少年マガジン」本編のカットを載せることを、本人の担当編集から了承を得ています。それについては、順次ホームページ更新で告示していきます、お楽しみに!

バニラスパイダー『バニラスパイダー』阿部洋一(Amazonページ)

総合マンガ誌「キッチュ」
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