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キッチュな映画『サイキックSFX 魔界戦士』(85)

2010.05.19 Wed
 85年香港映画『奇縁』(日本の題名は『サイキックSFX 魔界戦士』)

 主観だが、ワタシが思う香港映画の黄金期は、即ちアジアのジョージ・ルーカスと言われるツイ・ハークや、アクション映画監督の大家チン・ショートゥンなどの香港の名映画監督たちがもっとも活躍していた、80年代後半から90年代前半の間です。

 85年に制作されたこの『奇縁』は、まさしくツイ・ハークらの世代が台頭する、前述の黄金期に入る前の黎明期にあたる時期に作られた映画作品。その監督はチン・ジュートゥン、さらに主役にはいまやハリウッドでも活躍している、86年には名作『男たちの挽歌 』の主役にもなったチョウ・ニュンファが主演を担当するというので、観る前から期待が高まります。

 あらすじは、ヒマラヤの奥地にいる聖物を守る神の使いが悪魔がつかわした「黒ヒョウの男」に倒された。そこでたまたま観光しに来た香港のデザイナーのジョーが次の神の使いに選ばれ、神と悪魔の戦いに巻き込まれて行くという、大変シンプルなものです。

 冒頭では当時一つの王道としてあった、悪魔(黒ヒョウの男)が儀式の壇に乱入するシーンから始まっだが、それとは対照的に、のちキーマンになる使いの少女が主人公へのアプローチには意外な連続だった。激烈なアクションを大いに予感させる『魔界戦士』だが、箱を開けてみれば、それはあくまでも、驚くほどの生ぬるいスローペースで、物語が展開されてゆく。

 そこで注目したいのは原題『奇縁』ですが、その題名とおり、もともと愛する人のいる主人公ジョーが、次第彼の危機を伝えにくる純情な美少女シーラに心を奪われていきます。ジョーを魅了したのは彼女の美貌なのか、その純粋な心なのか、それともその超能力が引き起こす数々の超自然現象になのか…。

 それでも、最後黒ヒョウ男との対決では、場合によって窮屈なまで思わせるそれまでの展開から一気に解放された大スケールな特撮が画面で炸裂し、それもサスペンス風な、あえて言いますと大友克洋の「童夢」のように、そのうえ「CGのない時代で、いったいどうやってこれを撮ったんだ!」と、驚嘆しざるをえない映像です。

 日本題名とおりのヒーローストーリーの骨としてあるが、より生々しい人間の感情が加味されている…いや、もしや、加味されたのはSFXと付けられた題名であって、本当のメーン・ディッシュは、この幻のようなラブストーリー…『奇縁』、というべきでしょうか。


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