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「キッチュ」復活号掲載作品紹介:紅い味覚

2013.01.20 Sun
 私の幼い頃、そう…日本ではアイスクリームは恐らくまだアイスキャンディと呼ばれていたあの頃、味のバリエーションと言えばバニラ以外に、とりあえずチョコレートとストロベリーしか選択肢がなかったわけです。

 そこで私は、とにかくストロベリーが大好きでした。

 味もそうだったが、真っ白なアイスクリームの上に深紅なストロベリーソースがかかったいるソレが、ヴィジュアル的官能的に見えたから、好きだったかもしれません。

 しかしヴァンパイアになったノゾムくんには(求めるものが同じ赤色と言えども)さすがにストロベリーソースではどうにもならないのだろう。
14歳の春の終わり

 オバタたばおさんの全16ページ作品『ヴァンパイアの希望』です。

 もとより鬱気味な引きこもり少年のノゾムくんに限らないかもしれませんが、いきなりヴァンパイアになったことに、さすがにまいってしまうのである。

父さん…母さん…

 ヴァンパイアになったことでその野性と戦うことになったノゾムくん、そう、大好きなクラスメイトの菜々子の血を求めようとする「自分」から守るためなのです。

飛び立つ

 菜々子ちゃんの部屋にいるノゾムくんを見て、少女の身の安全を案ずる前に、日本で初めて苺大福を口にしたあの感動が記憶の底からよみがえってしまっていました。

菜々子ちゃん

 どうやら私にとって14歳の青春はストロベリーの味だったことを、この作品を読むことによって気付かされてしまったわけです…!!(呉)

※総合マンガ誌「キッチュ」復活号作品紹介選択ページへ※ヴァンパイアの希望

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